奥右筆秘帳シリーズ 上田秀人

奥右筆秘帳シリーズ５冊　上田秀人

おもしろい　一気に読んだ

奥右筆組頭立花併右衛門及び護衛役の柊衛悟の物語


密封

立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。

田沼意知刃傷事件に疑念をはさむ。

その帰路、何者かに襲撃を受ける。

隣家の次男柊衛悟を護衛につけたが、幕府政争の渦中に。



国禁


津軽藩からの石高上げ願いに、奥右筆組頭立花併右衛門はロシアとの密貿易を疑う。

利権を握らんとするのは誰か。幕政の闇に触れる併右衛門を狙う者は多い。

愛娘瑞紀が伊賀者に攫われ、護衛役の柊衛悟と救出に向かう。



侵蝕

将軍家斉の御台所茂姫の側へ外様薩摩からの大奥女中お抱えの報せに立花は不審を抱く。

禁制の密貿易発覚を恐れる薩摩藩は、併右衛門暗殺に奔る。

護衛役の柊衛悟を襲う無敵を誇る示現流の使い手。




継承

江戸城を震撼させたのは、神君家康の書付発見という駿府からの急報。

真贋鑑定を命じられた奥右筆組頭立花は箱根越えに向かう。




簒奪
将軍位簒奪を狙う暗闘は熾烈を極める。

幕政の闇を知る奥右筆組頭立花併右衛門と危地を潜ってきた柊衛悟。

二人の絆は？